ツインレイとはソウルメイトの一種で、その人にとって唯一無二「この世にたった1人しかいない運命の人」を指すスピリチュアル用語です。
ツインレイは、運命の人であるにも関わらず「サイレント期間」という距離が生じてしまうことが特徴で、2人は一時的に離れざるを得なくなります。
サイレント期間は、お互いの魂を成長させるために、どうしても必要な期間であり、ツインレイの最大の試練とも言われています。
そしてこのサイレント期間には、「ランナー」と「チェイサー」という”逃げる側”と”追う側”が存在することになります。
追う側であるチェイサーにとって、ランナーの思考や行動は理解が難しい部分も多いですが、ランナーが抱える苦悩や葛藤を知ることで、サイレント期間の不安が少し軽くなるかもしれません。
そこで今回は、ツインレイ「ランナー」の特徴と、ランナーが逃げる理由、ランナーの気持ちを解説していきます。
自分はチェイサーかもしれないと思っている方や、ランナーの心理が気になるという方はぜひ目を通していってくださいね!
ランナーとは
ツインレイ関係における「ランナー」とは、前述した通り”逃げる者”という意味です。
多くの場合、男性が女性から離れるため、男性がランナーということになります(男女が入れ替わることもあります)。
ランナーが男性である確率が高いのは、男性が女性よりもスピリチュアルへの適応能力が低いからと言われています。
男性の方が女性に比べ、ツインレイという関係を認識し理解するまでに時間がかかるのです。
スピリチュアルに対する耐性がないからこそ、2人の関係に怖さや不安を感じやすいため、男性がランナーとなる確率が高まるのだとか。
ランナーの多くは「今の自分では相手を幸せにできない」と感じ、離れる決断をします。
その決断をする理由には、ランナーならではの特徴や理由が存在しているので、確認していきましょう。
ランナーの特徴
ツインレイの関係において”逃げる側”がランナーであることは理解できたかと思いますが、どうして逃げるという決断をしてしまうのかを知りたいですよね。
ランナーの特徴は大きく分けて4つあるので解説していきます。
プライドが高い
ランナーの多くは「プライド(=自尊心)が高い」という特徴を持っています。
自分の価値が下がることを避ける傾向があり、カッコ悪い部分を見せたくないと感じたり、弱い部分を見せたくないと感じることも多いため、それらを見せてしまうことになる前に相手から離れようとするのです。
また、振られることや捨てられることにも強い抵抗を感じているため、別れを切り出される前に自分から別れを切り出そうとする人も多いのだとか。
喜怒哀楽が激しい
ランナーは、怒りっぽくキレやすいなど感情が安定しにくいという特徴を持っています。
また、繊細で傷つきやすい面を持っているため、「嫌われたくない」「傷つきたくない」という心理が強く働く傾向にあります。
ツインレイ男性には女々しい人が多いと言われるのは、このためです。
嫉妬深い
ランナーは、ツインレイの相手に対し過去世からの繋がりを直感的に感じ取っており、「自分にはこの人しかいない」と無意識のうちに気がついています。
そのため、そんな相手を失いたくない奪われたくないという気持ちが強くなり、強烈な嫉妬心を生み出してしまうのです。
プライドが高く繊細なランナーだからこそ、自分に自信がなく、この自信のなさが嫉妬を強める傾向にあると考えられています。
真面目で責任感が強い努力家
ランナーは、真面目で曲がったことが大嫌いという人が多いです。
真面目で責任感が強すぎるが故に、自分は相手を本当に幸せにできるのかということを真剣に悩みすぎてしまいます。
また、ツインレイと出会った時には相手に溺れやすい傾向があるため、「こんなに恋愛に溺れていていいのか」と自己嫌悪に陥る人も少なくないと言います。
ランナーが逃げ出す理由
ランナーの特徴が「プライドが高い」「喜怒哀楽が激しい」「嫉妬深い」「真面目で責任感が強い努力家」であることがわかりましたが、そんなランナーは何故、ツインレイの相手から逃げ出してしまうのでしょうか。
今回「ランナーが逃げ出す理由」を4つの項目にまとめましたので、ぜひランナーの心理を知っていってください。
愛情が強すぎるから
ツインレイと出会うとランナーは、魂が震えるような愛おしさを感じます。
この愛おしいという感情は、今までの恋愛では感じたことのない、とても強い感情です。
そしてこの強い愛おしさがあるからこそ、ランナーは「相手に幸せになってほしい」という気持ちを抱えます。
しかし相手を幸せにできる自信が持てず、自分が離れることや他の誰かに託すことが、相手の幸せに繋がると考えるようになってしまうのです。
相手の幸せを願うからこそ、離れるという決断をしてしまうのですね。
自分に自信がないから
ランナーの多くは、自分に自信がありません。
「自分は相手に愛してもらうだけの価値があるのか」「自分は同じだけの愛情を返すことができるのか」と不安を抱えます。
ランナーにとってツインレイの相手は、尊敬するところが多くありとても素敵な人に見えています。
誰よりもキラキラと輝いて見えることもあり、そんな相手に自分が相応しくないように感じてしまう傾向があるのだとか。
不甲斐なさを感じるから
前述した通り、ランナーは相手のことをとても素敵な人だと思っており、自分には無いものを持っている人だと感じています。
そんな完璧な相手に嫉妬してしまうランナーが多く、嫉妬してしまう心の狭い自分に不甲斐なさを感じることがあるのだとか。
そのため、相手への気持ちや愛情が強まっていけば強まるほど、心の狭い自分・醜い自分に嫌気がさしてしまい、離れる決断に至るようです。
それもこれも、自分の醜い部分や弱い部分から目を背けたい一心なのです。
怖いから
ランナーは、自分の愛情が大きくなっていくこと、自分をどんどん嫌いになってしまうこと、変わっていく自分を未知の恐怖のように感じてしまい、反射的に逃げるという選択をしています。
ツインレイと出会ったことにより「もっと素直に生きたい」「ただひたすら愛したい」という感情を抱きますが、今までそんな感情に襲われたことがないため、”今の自分”と”今までの自分”のズレに不安を感じてしまうのです。
新しい自分を受け入れることが怖く、今の感情は間違っているのではないかと考えてしまい、その結果、自己防衛でツインレイ相手との間に距離を作ってしまうのだとか。
ランナーの気持ち
ランナーが逃げる理由は「愛情が強すぎるから」「自分に自信がないから」「不甲斐なさを感じるから」「怖いから」ということがわかりましたが、逃げた結果、サイレント期間中にランナーが何を考え、何を想っているのか、ランナーの気持ちについても解説します。
ランナーはサイレント期間に入ってすぐの頃は、安堵しています。
自分が傷つくことや、環境が壊れること、自分の弱い部分を見なくて済むようになったことにホッとします。
自分の選択や自分のしたことを正当化していて、相手のことを愛していなかったと思い込もうと必死になります。
しかし、ランナーのその心境は、そのまま落ち着くことはありません。
一時的な安心感を得る一方、魂レベルでの繋がりは依然として強く感じ、その矛盾に苦しみ始めます。
サイレント期間に入りしばらく経つと、忘れようとした相手のことを頻繁に思い出し、会いたい気持ちが日に日に強くなっていくのです。
一度は正当化していた自分の選択や自分のしたことを後悔し失望します。
「なんであの時、自分はあの行動を取ってしまったんだ」と感じ、取り返しのつかない状況に苦悶します。
そして、相手への愛情を自分の中から排除しようと必死になります。
しかし、相手への想いを排除しようとすればするほど、気持ちが大きくなっていき、やがて相手の元に戻りたいと感じるようになるのです。
一度離れてしまった相手の元に戻るのは簡単なことではなく、プライドが邪魔をしたり、ありのままの自分では愛してもらえないと思い込んでいるため、もっとお金持ちにならなきゃとか、もっと容姿を整えなきゃ、などと考えるようになります。
今の自分では相手に相応しくないという思いに深く苦しみます。
このように、ランナーは離れて一時的には安堵するかもしれませんが、多くの苦しみや葛藤と闘うようになるのです。
まとめ
ツインレイ関係におけるランナーの特徴や逃げる理由、ランナーの気持ちは理解できましたか?
離れていったランナーを待っている側(=チェイサー)も苦しいですが、ランナーも苦しんでいることがわかりましたね。
ランナーの準備が整っていないうちにチェイサーが連絡をすると、ランナーがより一層距離を作ってしまったり、2回目のサイレント期間が訪れると言われていますので、その点は注意しましょう。
ちなみに、ランナーはサイレント期間中に「エゴを捨てる」「自分の弱さを認める」「無償の愛について知る」という課題をクリアする必要があるのです。
これらの課題をランナーが乗り越えていくのを見守ってあげられると良いですね。
自分にできることをしながら、リラックスして過ごすよう心掛けてみてください。
あなたとお相手が良い関係を築いていけますように!